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平成16年に睡眠学講座の開設を経て、総合病院という特性を生かした心身両面における多角的治療に取り組んでいけるように、人的・設備面を拡充している。
精神保健福祉法で定められた資格である、精神保健指定医の取得を最優先目標としている。この申請には3年の専門的経験が必要であるが、大学病院における後期研修ですべての症例を3年以内にとれるように配慮している。
滋賀医大における睡眠専門医の養成
当施設は日本睡眠学会の施設認定医療機関Aを取得し、精神医学講座と睡眠学講座に睡眠障害を担当する医師が常勤5名、非常勤3名います。その出身専攻は精神科、耳鼻科、内科にわたり、日本睡眠学会の認定医は5名、認定医を目指す医師は3名、睡眠専門の検査技師が常勤1名、非常勤4名います。
睡眠専用検査室は2室あり、ビデオ同時測定が可能な三種類6台のデジタル脳波計により診療上のPSGやMSLTに加え、研究・教育的な計測が可能です。他に終夜パルスオキシメトリー、アクチグラフィ、携帯型呼吸・脳波モニタリング、経皮的CO2や深部体温測定、髄液検査等を実施しています。
睡眠外来は年間約500名の各種睡眠障害の新患が近畿中部圏から受診し、内訳は約半数を睡眠呼吸障害が占め、他に不眠症、特発性過眠症、ナルコレプシー、睡眠不足症候群、概日リズム睡眠障害、精神疾患・向精神薬による睡眠障害、むずむず脚症候群・周期性四肢運動障害、レム睡眠行動障害、睡眠関連てんかん等と多岐にわたります。
精神科病棟では精神障害で入院した患者の睡眠障害の発見と加療に努めるとともに高照度光療法室8床を擁して概日リズム睡眠障害の診療、また主にSASを対象に減量目的の入院等を実施しています。
睡眠については国内有数といえる当施設では睡眠医療全般にわたる知識と技能が習得可能であり、研究面でも幾多の方々や施設と連携してさらなる発展を目指しています。例えば
「認定医・認定検査技師の資格が欲しい」
「卒後○年経ったが、睡眠を勉強・研究したくなった」
という方々には本人のキャリアや希望に応じた研修コースや協同研究プランを準備します。
参考
1、日本睡眠学会の睡眠医療認定医師の資格要件:医師として5年以上臨床に従事し、うち2年以上学会認定医の指導のもとで睡眠医療に従事していること。3年以上継続して学会員であり、所定の学術発表を行っていること。
2、近年の当施設の研究テーマとして、気分障害と睡眠の関連性、睡眠時無呼吸症候群の実態調査や簡易モニタリングの信頼性、抗精神病薬の睡眠や認知機能への影響、睡眠・精神的健康度と看護師のメディカルエラー、寝具・森林浴・食品等の睡眠/覚醒への影響、睡眠前の刺激が後の睡眠に及ぼす影響、U型糖尿病と睡眠・うつの関連性、交替勤務者の健康評価など。

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